群馬県の現地情報

湯の祭典

群馬県の川原湯温泉では、毎年、一月の十五日の『大寒』という時期になると、寒い中で裸体の男達は温泉のお湯をかけ合うというお祭り、『湯かけ祭り』が開かれます。

祭りは共同浴場である『玉湯』という場所で行われ、それを見に来る人もかなりの数が居るそうです。

湯かけ祭りの由来は、およそ四百年前に、突然、川原温泉のお湯が出なくなったというお話から始まります。

お湯が湧かなくなり困ってしまった村人が温泉の匂いを嗅いだ所、鶏の卵のような匂いがして、何か関係があるのかと考えた村人は、鶏を温泉に奉納しました。

すると、再びお湯が湧き出し始め、村人達は喜び、お祝いだといってそれぞれにお湯をかけ始めたのが、この湯かけ祭りの始まりだとされています。

確かに温泉は硫黄臭と言いますか、鳥の卵が腐った匂いがしますよね。それから連想したんでしょうか?

話は逸れましたが、現在、湯かけ祭りというのは、紅組と白組に分かれ、お湯をかけ合い、一年の繁栄、無病息災、平穏無事を祈るそうです。

更に、故事にちなみ、祭りの最後には鶏の入ったくす玉にお湯をかけて割り、その鶏を奪い合うと……。

……生きてませんよね?

鶏……。

作り物でしょうか?

いや、もしかしたら……。

この湯かけ祭りを見学する際には、お湯に濡れても大丈夫な格好である事が大前提で、祭りが行われるのが、寒い中ですから、お湯がかかっている間は良いのでしょうが、お湯が冷めてしまうと下手をしたら、服ごと凍る可能性があるとか、無いとか。

また、カメラで祭りの様子を撮影する時にも注意が必要です。

湯かけ祭りは夜明け前に行われる為、非常に光量が少ないらしく、少しでも明かりがあれば、お湯をぶっ掛けられます。

まあ、暗いので仕方はありませんが、多分見境は無い筈です。

それが興奮する祭りの渦中であれば尚の事(気持ちは分からなくもありませんが……)。

ともかくカメラを持っていくのであれば、防水対策を怠らない事です。

聞けば、この湯かけ祭り、とても楽しそうなお祭りですね。

寒い中でというのは寒がりにとっては地獄ですが、お湯をかけ合うというのはとても面白いと思います。

貴方も行けば盛り上がる事は間違いないでしょう。

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