長崎県の現地情報

一風変わった春の訪れを。長崎県、五島椿まつり

春と言えば、何を思い浮かべるでしょうか?

桜――――梅――――色々とありますが、その中でも椿を思い浮かべる方は少ないでしょう。

椿は、その花がぽろりと呆気なく落ちてしまう様から、武士にとっては不吉な花として忌み嫌われてきました。

しかし、その花はとても美しく、個人的には、あの濃い赤色の花を見る度にハッと目を見張ってしまう程に綺麗な花だと思っています。

そんな椿のイベント『五島椿まつり』が長崎県、五島市にて、開催されます。

五島市は、『東の大島、西の五島』と並び称される程の椿の自生地で、それはもう、見事な椿を見る事が出来る場所です。

そんな五島市で、椿の開花に合わせて、椿に因んだ催しが行われるのです。

福江武家屋敷、ふるさと館では、『椿盆栽展』という展示を行われるそうです。

この福江武家屋敷ですが、江戸時代に、第22代五島藩主五島盛利が五島による中央集権体制を目指して、散らばっていた豪族や、武家を福江に集め、『福江直り』として定住させたのが始まりだと言われています。

現在でもその名残として、仲町と南町を結ぶ部分、中級武士が居住していた地域、『武家屋敷通り』に、約四百メートルの石垣を残しています。

この石垣は、こぼれ石という石を変わった形で積み上げている、全国でも稀有な造りの石垣として有名です。

更にこの武家屋敷通りでは、『しまのかがり火』という催しも行われます。これは五島椿まつりの一環でもあり、武家屋敷通りで、八十基のかがり火と千個もの灯篭が並び、石堀や石畳を照らし出すというものです。

夜の闇が、ぼんやりとした暖かい光に照らされる様は幻想的であり、どこか現実味のない、良い意味での現実離れした光景を見せてくれます。

昼は椿、夜は灯篭。『五島椿まつり』は昼夜問わず、貴方を楽しませてくれるでしょう。

椿まつりは二月の十六日から開催されていますが、しまのかがり火は十六日から、十七日までとなっています。

その点にだけはご注意を。

泊りがけで行くのも良いかも知れませんね。

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