岡山県の現地情報

熱い男達の祭典

岡山県、岡山市では、毎年二月の第三木曜日に西大寺観音で奇妙なお祭りが催されます。

その名も『西大寺会陽』(せいだいじえよう)というお祭りです。

これは褌一丁の男達が、夜中の十二時に投下される二本の神木を巡って繰り広げられる、壮大な攻防戦です。

余談ですが、私はこのお祭りによく似ているお祭りを知っています。

それは、福岡県の『玉すぐり』これは二つの玉の内の一つを褌姿の男達が奪い合うというもので、若干こちらの西大寺会陽とは異なっていますが、神木を得た者が福を掴むという所などの共通点も多いと思います。

まぁ、こちらの方が大規模ですが……。

祭りの概要なのですが、全てを書くとかなり長くなるので簡略化させて頂きます。

まず、西大寺の旧町内を南北に二分し、太鼓の音で時間経過を知らせます。

褌姿になった参加者は、山門から境内に入り、『垢離取り場』という場所で身を清めます。

その後、本堂にて千手観音と牛玉所大権現を拝し、本堂裏手の四本柱に行きます。

そして四本柱を抜け、本堂大床で本押しに入ります。

午前十二時に祭りの肝である宝木が投下され、本堂大床から境内へと、もみ合いを繰り広げながらの争奪戦が開始されます。

『宝木が抜けたもよう』というアナウンスがかかるまでもみ合いは続けられ、宝木を誰かが入手した時点で祭りは終了となります。

宝木を入手した男は、宝木仮受所に指定されている西大寺商工会議所に宝木を持ち込み、検分を受けます。

そして検分が終わり次第、その人物は福男に認定される運びとなっています。

宝木のご利益は一年で消える訳では無いですが、宝木を入手した福男は、その入手した宝木を祭りが始まる前に寺に奉納するそうです。

このお祭り、その壮絶さから死者も出る程に、毎年白熱します。

しかし、この手のお祭りには珍しく、県外からの人間でも褌と度胸を持っていれば参加出来るみたいです。

宝木を得る確率は宝くじ並みに低いですが、もし貴方が男で、福を得たいと思うなら、この西時大寺会陽に参加してみるのも良いかも知れません。

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