鳥取県の現地情報

因幡の国一の例祭

鳥取県鳥取市国府町宮下にある宇部神社では、毎年大規模な例大祭が行われます。

これを『神幸祭』(みゆきさい)と言い、全国でも有数の大神輿を見る事が出来ます。

神輿以外にも、青竹を持った武者行列や、鳥取藩の参勤交代の様子を真似伝えた、奴の舞なども行います。

更に県の無形文化財である『宇倍神社獅子舞』の奉納が行われます。

『宇部神社獅子舞』は、因幡地方特有の麒麟獅子舞であり、山陰独自の獅子舞の原型を伝えます。

獅子舞はご存知ですよね。

獅子を模した被り物を被り、舞を舞うというものです。

この獅子舞踊り、日本全国にあるのですが、同じ踊りは殆どなく、唯一無二である事が特徴だと言えます。

また、日本だけでなく、中国や、インドにもそのルーツを垣間見る事が出来ます。

種類は大きく分けて二つあり、一つは西日本を中心に行われる伎楽系の獅子舞です。

伎楽系の獅子舞は、胴体に入る人数で、『小獅子』『中獅子』『大獅子』と区別します。

一方、もう一つの風流系の獅子舞は、主に関東に分布していて一人が一匹の獅子舞をそれぞれ演じ、腹に括り付けられた太鼓を叩きながら舞います。

一般的に、この風流系の獅子舞では、三体で一組の場合が多く、東北の一部地域では、七体で一組の『鹿踊り』というものもあります。

また、海外の中国獅子舞や、インドなどで見られる獅子舞は日本のものよりも比較的派手な場合が多いです。

『宇部神社獅子舞』は、先導役の猩々と獅子の頭役、後役が各一名、合計で三名。

楽器隊は、太鼓、鉦鼓、能管で構成され、合計で六名となります『入座の曲』という楽曲の調べに合わせて踊り、舞は『三方舞』というものを基調にします。

現在は廃れた樗谿神社(現在の鳥取照宮)獅子舞を受け継いでいて、因幡に伝承される各神社の麒麟獅子舞の多くは、この樗谿神社獅子舞の影響を受けたとされます。

獅子舞自体の顔も愛らしく、珍しい一本角の形を取っています。

全国に類を見ない珍しい獅子舞、原型は定かではないものの、大陸の香りを儚となく感じさせます。

そんな『宇部神社獅子舞』は毎年四月の二十一日に行われているそうです。

荘厳な獅子の舞、貴方もご覧になっては如何でしょうか。

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