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華やかな花笠踊り

八月の山形県山形市では、鮮やかな花笠の舞を見る事が出来ます。

これは『山形花笠まつり』という行事であり、そのままの通り、紅花をあしらった花笠を手にし、『花笠音頭』に合わせて街を踊り歩くというお祭りです。

山形花笠まつりは、昭和三十八年に蔵王の観光開発を目的に、『蔵王夏まつり』の一部、『花笠音頭パレード』として開催されました。

しかし、昭和四十年からは単独のイベントとして行われるようになったのです。

現在では、東北を代表するお祭りの一つとして広く、全国的にも親しまれています。

衣装はグループごとに違っており、それぞれのグループで統一されています。

共通しているのは紅花の飾りを付けた花笠でしょうか。

さて、この『山形花笠まつり』で使用される『花笠音頭』は別名『花笠踊り唄』と呼ばれ、起源については様々な説があるそうですが、基本的には古いものではないそうです。

例えば、明治、大正の頃に歌われていたという『土突き唄』(どんつきうた)が、元祖となったという説などです。

これは土突き唄に渡りの土方の歌う、『船方節』や、『八木節』などが混ざり、形成されたというものです。

祭りの際にしきりに叫ばれる『ヤッショ、マカショ』という掛け声は、どうやら、この土突き唄からきているそうです。

しかし、最上川河口の港町、酒田市の『酒田舟方節』という民謡にも同様の語句があるらしく、憶測の域を出ません。

祭りの中で舞われる踊り、『花笠踊り』は、菅笠に紅く染めた紙を結び付けて花笠を作り、これを景気付けに振り回したのが始まりとされている様です。

踊りには、笠を被ってでの手踊りや、笠を手に持つタイプなど十種類以上の種類があり、地域によって色々と差異があったのですが、昭和三十八年にそれを統一し、『正調花笠踊り~薫風最上川~』という踊りを作り出しました。

また、平成十年には男性向けの『正調花笠踊り~蔵王暁光~』というものが誕生しました。

紅い花が艶やかに舞う花笠踊り。

比較的、近代に確立したお祭りですが、その人気は確かなもので、現在でも進化をしています。

貴方も八月に山形を訪れた際には、この美しくも賑やかなお祭りを眼にするかも知れません。

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